人はひとつの特徴だけで評価してしまう。「ハロー効果」という罠

15-03-12

人を評価するときに、ついひとつの特徴で評価していませんか。

B型だから明るい?

私は、あまり気にしたことがないのですが日本人は血液型に敏感です。血液型の相性を診断したりする本もありますし、血液型の占いなどもあるので興味を持ちやすい環境でもあるのだと思います。
ここまで血液型に敏感なのも日本人くらいで、何年も前に中田英寿さんの本を読んだ時も、「海外の人は自分の血液型さえ知らない人がたくさんいます」と言っていたことを覚えています。

友達に対してや恋人に対して、

・あの人はB型だからいつも明るいよね。
・でも、B型だから時間にルーズで困るよ。
・A型だからやっぱりあの人は几帳面だな。
・おおざっぱなところは本当にO型だよね。

など、相手の特徴を血液型に当てはめて評価することが多いと思います。
もちろん、血液型で特徴があるのかもしれませんが、それだけで評価してしまいがちなのではないかと思っているのです。

ハロー効果

血液型で相手がどんな人かを判断するように、ひとつの特徴から全体像を推測するようなことを心理学では「ハロー効果」といいます。ハローは英語の「hello」ではなく、キリストや聖人などの頭の周りにある光輪を英語で「halo」といいます。この記事の写真に光の輪が現れていますが、これもhaloです。

血液型以外では職業で相手を判断することが多いと思います。

・あの人はお笑い芸人だから面白い人だろう
・あの人は税理士だから性格も真面目な人なんだろう
・あの人は大学の教授だから頭がいいのだろう

など、おおよそ外れてはいないと思いますが、これらが常にほかの部分を評価するときに強く影響してしまうことが問題になってくるのです。

例えば、お笑い芸人なら

・お笑い芸人だから結婚したら生活とか苦しくなるんだろうな
・お笑い芸人だからあまり頭もよくないんだろうな

といろんな部分を「お笑い芸人」という一部だけで推測してしまうのです。たしかに、一部の情報から全体を推測することが必要になる時もありますが、その情報に縛られすぎると誤った判断をしてしまうかもしれません。
お笑い芸人で売れなくても副業をやっていることによって芸人としての仕事に力を注ぎつつ、生活も安定している人もいるだろうし、国立大学卒業、海外の名門大学卒業のお笑い芸人だっています。

目立つ部分はあえて見ないようにしてみる

今回はハロー効果についてでしたが、決してハロー効果は悪いことだけではありません。例えば、初めて会う人がいた時に、会ってすぐの挨拶を誰よりも笑顔で出来たら、普段はどちらかというと暗く見られてしまいがちの人でも明るい人だろうなと思ってもらえます。なので、有効活用はできるのですが、何かを判断するときにはひとつの特徴に影響されてしまいがちになるので今回はハロー効果の悪影響を及ぼす部分について書きました。

ひとつの情報に影響されない方法として、特徴ある部分をあえて見ないという方法があります。
大きな特徴としてまず思い浮かぶのが職業です。

先程の例えでも取り上げましたが、あの職業だからこんな人だろうと考えてしまいがちです。
なので、職業のことを考えずにその人を見てみると新たに違った印象を受けることがあるでしょう。

趣味とか人間関係とかいろいろあると思いますが、評価する相手について一番特徴ある部分を一度切り離して観察してみください。

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