- 2015-1-5
- コーチング
ゴールを達成するためにはエネルギーが必要です。
そのエネルギーの源は「ギャップ」なのです。
違和感を感じたらあるべき姿に引き戻される
いつも部屋がキレイな人がいたとします。
朝、慌てて探し物をしていたので、仕事が終わって部屋に戻るといつもキレイな部屋が散らかっています。
そんなときは、すぐに部屋を片付けるでしょう。
キレイな部屋が本来の部屋だと思っているので、散らかっている部屋には違和感があるのです。
もともと部屋を散らかしている人は、多少散らかしてもなんとも思わないので特に行動しません。
ギャップがあるかないかの違いが人を動かすエネルギーになっているのです。
現状に引き寄せられるか、ゴールに引き寄せられるか
ギャップが人をあるべき姿に引き戻すエネルギーになるとお話しました。
でも、本来の姿に戻すだけなら現状のままでしかいられないということになってしまいます。
このギャップが引き起こすエネルギーをゴールに向けて使いたいときは、あるべき姿がゴールの世界だと感じていなければなりません。
ただ、圧倒的に臨場感は現状の方が強いので、なかなかゴール世界が本来のあるべき姿だと思うことは難しいのです。
そのために、様々なテクニックをコーチングでは使っていきます。
いわゆるポジディブ思考だけではうまくいかない理由
ゴールの世界に臨場感を感じるのが大切ですと言うと、よくあるのがいわゆるポジティブ思考でいればいいのですかという質問です。
確かにポジティブな思考は大切ですが、ポジティブ思考を推奨する本などを読むとそれだけでは足りないなと思うことがあります。
それは、しっかりと現状を認識することです。
冒頭からお話していますが、「ギャップ」が大事なのです。ただ単にポジティブ思考しかしていなければ認識しているのは、なりたい自分の世界だけで、現在の自分については認識できていないのです。
これではギャップはありません。
人には認識について盲点ができることがあります。しっかりと現状を認識していると思っていても周りから見ると見えていないなと思うことがるのです。それは自分の認識の中に盲点が出来てしまうのが原因なのです。
自分に都合の悪いことは隠してしまうと言いますが、自分でわかっているならまだいい方でしょう。
無意識のうちに見えなくなっていることが多いのでこの盲点は厄介なのです。
その盲点を見つける手助けをするのもコーチングの役割のひとつです。